長野県下伊那郡阿智村恵那山のふもとに園原という地区あり。そこには樹齢
　２０００年を超すといわれる杉の御神木やトチの木の大木がいくつもある神坂
　神社がある。




　
そこの御神木である杉の枯れ枝が落ち、御社の屋根を損壊したとのこと。　またこの神社は古代東山道の起点にもなっており、多くの登山者や観光客が訪れ、役場の方々や氏子関係者らが万が一のことを考え飯伊森林組合中部支所特伐班は枯れ枝および危険な枝の除去工事をすることになった。



　　　入口の様子

　　

　大きな枯れ枝をチェーンソーで切断
　　・スピードラインで枝を安全に下ろせる場所へ誘導
　　・スピードライン　Ｙａｌｅ　ポリダイン　5/8''  
     ・コントロールライン　Ｙａｌｅ　ポリダイン　1/2''（ともにツリークライミングワールドより）



　
　・コントロールラインはスタイン社製RC-2000を使用。
　・スピードラインはＧＲＣSでテンショニング。（ＴＣＷツリークライミングワールドより）





　
　樹齢２０００年を超えるといわれている杉の枝の大きさがわかりますね。
　安全に下ろしたらロープを解除。





　切断後、切断面をきれいにチェーンソーで削ります。
　
　ハスクバーナー・３３８

枯れ枝を切り降ろす瞬間

チェーンソーの切り屑が舞い散る
ISA公認
CTW/CS(Certified Tree Worker/Climber Specialist)有資格者
スチールMS200T

樹上25メートル






ＧＲＣＳとポーターラップによる２点吊り

御社の上を安全にコントロールされながら移動していきます。




ゆっくりとコントロールされた大枝は安全に地上へと下ろされます。

ＧＲＣＳは巻き上げまき下げを一人で行える優れもの。

この細さで１５０年生

人工物へ当らないように、チルホールでひっぱりながら倒している様子（と、思われる）




この神社のスギは、樹高が高い！
地位が良いのですね。