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 南信州にある飯伊森林組合が取組む特伐作業についてのブログです。  特伐とは、木を伐採するのに刃物だけではなく、道具や重機を使って伐採する作業のことを言っています。  ロープを使ったツリークライミング(R)の技術も導入して日々技術向上、安全性と効率アップに努めています。
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伐倒方向
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伐倒方向に立木を確実に倒すためには周囲の状況をよく確認する必要があります。

受け口の向きや立木の重心だけで決まるとは限りません。

周囲の立木の枝が伐倒木に干渉していないか、上部がツルに巻かれていないか、立木が枯れていないか、幹の中心が腐っていないか、チルホールやローププラーのスナッチ(滑車)の方向や引く力の強さやスピードは問題ないか、ツルの残し具合や裂けやすい樹種かどうかなど様々なことを考慮に入れてチーム内でもよく確認したうえで伐採することが大切になってきます。
 
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どのように伐るか?
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家屋と接触しないようにどのように枝を切り外すか?クライマーとグランドワーカーとクレーンオペレーターとの共通認識を合わせます。正確なクレーンのフックの誘導と切り離すタイミング、受け口と追い口ツルの残し具合、樹種など様々な視点を考慮に入れながら確実に作業は進められていきます。

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061.JPG地域の人たちもしばらく時間を忘れてプロの技を堪能。











 
システムの選択
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・周囲の立木を巧みに利用しながら、リギングラインのセッティングを行います。
・下ろしたい場所に安全確実にコントロールされながらスピーディーに下ろされます。
・周りの環境を見極めたうえで最善のシステムを採用してスピードライン、コントロールライン、
 タグラインをどのように使うかが大事になってきます。
・リスクを可能な限り軽減し、無駄な労力をかけずに安全に確実に作業は進みます。

 
チルホールの整備・点検
 

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 右側が新しいチルホールのピン
 左側が古いチルホールのピン
 経年劣化で磨り減っているのがよくわかる。






CA340004.JPG 上側が古いチルホールのシャフト
 下側が新しいチルホールのもの
 上側のリングがすり減り、変形しているのがわかる。






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 隙間が出来ているのがわかる。






CA340006.JPG 全員で道具の確認。
 
 こまめに点検し不具合が生じればすぐに交換し、いつでもその製品が持つ最
 大の能力を発揮できるできるよう私たちも注意し、管理していく必要があります。






 
 
グランドワーカーの役割
8199fdef.jpeg特殊伐採の業務を安全に確実にスピーディーにこなしていくためにはグランドワーカーに正しい知識と的確な判断力や技術それらを踏まえた多くの経験が必要になってきます。




b63b0128.jpeg・グランドワーカーの主な役割はリギングラインやロワーリングデヴァイスの適切な操作になります。
リギングラインやブロックなどの装備をクライミングラインへ取り付けクライマーへ渡します。
リギングラインを自分の体に巻きつけてはならないし、ラインを送り出す際にも絡んだり、巻き込まれないように十分に気を配る必要があります。


ランディングゾーンやドロップゾーンへは合図や返事、応答なくしては立ちいることはできません。どんなことでもどんな時でもクライマーとグランドワーカーのまたグランドワーカー同士の合図や確認をしっかり確実に行います。そうすることで事故を未然に防ぐことができます。


27861754.jpeg・危険なエリアへの第三者の立ち入りがないように看板や標識を設置したり、常時周囲の確認を行ったりもします。





61.jpg.JPG・飯伊森林組合は緊急時に対しグランドワーカーが適切に対応できるようにレスキューのトレーニングも積んでいます。


・飯伊森林組合ではグランドワーカーとクライマーがお互いに役割を十分に認識し、お互いに大きな声で合図や確認を行うことで事故を未然に防ぎます。

飯伊森林組合は組合員の皆様のご要望やお客様のニーズにお応えするべく日々努力いたしております。

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